小倉薬剤師会
 
健康メモ
かぜのメカニズムと治療法
 
   

かぜ薬について

かぜ薬は、それぞれの症状を抑えて体の余計な負担を減らし、弱った生体防御のメカニズムを正常に戻して、かぜを治そうというものです。

鼻の症状−抗ヒスタミン剤

鼻の神経を刺激するのをブロックして、くしゃみ・鼻水を抑えます。同時に血管への刺激もブロックして、血管内成分のしみだしを抑えます。

のどの痛み−解熱・鎮痛剤

痛みの刺激の伝わりをブロックしたり、発痛物質ができないようにします。

咳−鎮咳薬

咳の中枢に作用して「咳をしろ」という命令がでないようにします。

痰−去痰薬

痰の粘り気のもとを分解して痰を出しやすくします。気道の分泌腺に作用して水っぽい分泌物を増やし、痰を薄めて粘り気を下げます。腺毛の動きをスム−ズにして、痰を外に運び出しやすくします。

発熱−解熱・鎮痛剤

体温のセットポイントを下げます。そうすると、体は血管を拡張させて、汗をかかせるよう作用します。発汗は、気化熱を利用して熱を下げようとする生理作用です。

かぜを早く治すために

1日3回毎食後にきちんとかぜ薬を服用すること。(一日3回のむタイプの薬の場合)食事をしていない場合は、牛乳、ヨ−グルトなどをとって15分位して服用しましょう。食事ができない場合は比較的栄養価が高く、カロリ−もあるアイスクリ−ム、プリン、カステラ、ヨ−グルトあるいは栄養ドリンク剤などをとりましょう。

子供のかぜについて

子供は大人に比べて抵抗力が弱く、体力もないため、かぜウイルスに感染しやすく、症状も重症化しやすいのが特徴です。

また、中耳炎、気管支炎、肺炎などの合併症をおこしやすいのも特徴です。 生後すぐは、お母さんの免疫があるので抵抗力はありますが、生後3ヶ月−3歳頃までの内は、特に免疫力が弱くなります。それ以降は、徐々に免疫力や体力もついてくるので、重症化しにくくなります。

  1. 体温調節機能が未熟なため、かぜで高熱をだすことがありますが、その割には意外に元気な場合がよくあります。その時、冷やすのはおでこだけでなく、首や脇の下も冷やすのが効果的です。
  2. 熱がある場合、脱水症状をおこしやすいので、湯冷ましや麦茶、番茶、牛乳、果汁100パ−セントのジュ−スなどの水分を十分に与えます。あまり冷たい水は胃腸を刺激して下痢を起こすことがあるので、避けた方がいいでしょう。
  3. 食欲がでてきたら、消化がよく、水分を多く含むものを食べさせます。リンゴのすりおろしや薄味の野菜ス−プを、徐々にやわらかいお粥から硬めのお粥、煮込みうどんへと、段階を踏んで与えます。回復してきたら、体力をつけるために、白身の煮魚など良質の蛋白質を与えます。

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